ぶちぶろ

愛媛県喜多郡内子町にある工務店、西渕工務店のブログです。
自然素材と地産地消にこだわった木造住宅を建てています。1軒1軒オリジナルの注文住宅です。
建築の話から関係ない話まで。
ぜひホームページもご覧ください。

土日は建築三昧でした。

土曜日、内子座創建100周年記念事業として、建築家の隈研吾さんが講演に来られました。

ひえー。

ホットな話題としては新・国立競技場の設計をされた方です。

この近くでいうと梼原の役場とか、大宰府のスタバとか。

内子座の二階席から。

お世辞が何%入ってるかわかりませんが、内子を褒めてくださいまして、世界に通用するようなポテンシャルがあるんじゃないかなどと夢見つつ。

これからの町づくりがどうなっていくか。

内子の悩みは世界中の悩み。

 

 

そして昨日は、瀬戸内海でやってる瀬戸内国際芸術祭へ。

一日かけて豊島(てしま)という島を廻りました。

6年振り2回目。

6年前にも行った「遠い記憶」という作品。

古い木製建具をあつめて重ねて作品にしてます。ほんとここ好き。

6年間風雨にさらされて、だいぶ建具が弱ってました。

木製建具は古くなってもずっとかっこいい。

集めたい衝動、しかしどこに置くんだと怒られそう。

 

新しく出来てた豊島横尾館。

古い民家を利用して、更に増築してるようです。

円筒状のものの中にも入れます。

 

1周約12km、電動機付き自転車で駆け抜けました。

電気にアシストしてもらってようよう帰ってこれました。

 

いろいろ刺激を受けて帰ってきました。

 

 

ひさっき、工場でフローリング材のサンプルを作ってもらいました。

4枚のフローリング材。
さて、どれが何の木でしょう。



左上がスギ(白)。
左下もスギ(源平)。
右上がヒノキ(白)。
右下もヒノキ(源平)。桧はほとんど赤・白の区別はないそうです。


節なしの分です。


既製品と違って生きている木なので、同じものは一切ございません。
いろんな色がまじって、いろんな木目があります。
どの位置にどれを貼るかは、大工さんの感覚です。




日数が経つと日に焼けて、飴色になっていきます。




スギもヒノキもなんとも言えない良い匂いがします。
西渕工務店の完成見学会のときはよくお客様に「すごい木の匂いがするねー」と言われるんですが、わたくしもう鼻が麻痺して匂いがよくわからないんですが(これをひとは贅沢病と呼びます)、さすがに近付けて嗅いだらよくわかりました。



木は、生えます。
幹が伸び、枝ができます。
枝は節になります。
赤く丸くなってたりするやつです。これを生き節。
枯れたりしていると黒く小さく穴があいたりします。
これを死に節と呼ぶんだそうです。
枝が成長する前に、ちゃんと落としておくと生き節になるんだそうですよ。
これを枝打ちというそうです。
間伐の一種。


節がない木材はきれいですが、それだけ価値が高いため、お値段もお高めです。
一面は無節だけど、ほかの三面には節がある、とかいろいろ木材には等級があって、それによって値段が変わるんですね。

工務店で使ってる木材なんかも、節が抜けてるところがあったりします。
ここに違うものを埋めていくんです。今はだいたい桧だそうです。
そんなひとてまを行っている最中。


この話は難しいので伝えるも難しい…


わたしが個人的にいつもお世話になっているYADさんの新築のおうちが内子町で完成したとのことで、見学させていただいてきました。

本気でお世話になりまくりなんですけどね、いっつも。
写真はこの角度という指定をいただきました。


外構は昨日完成したそうですよ。
内子という町を意識されて、木が多めなんだとか。
ちゃんと郵便ポスト用のアプローチがあるんです!

新築はいいですねえ。
刺激になるというか、肥やされるというか、なんていっていいかわかりませんが。
やっぱり写真で見るのと、実物を自分の目で見るのとでは違います、よ。



今日は七夕。
いえ、内子の七夕は旧暦なので8月です。


早くも7月が5日過ぎようとしているということに愕然としています。
あれ・・・いつのまに・・・
今月はブログ皆勤賞にしようと思っていたのに、すでに二日書いてない日があるんですよ。
恐ろしいことです。

最近大手ハウスメーカーさんでよくCMをやってる「スマートハウス」。

どうなんですかね、皆さん興味があるんですかね。
スマートハウスっていうのは最近急速に普及しはじめた言葉でですね、とりあえず、こうじゃなきゃいけないって事柄はないんですよ。
「ITで制御をしてエネルギーを効率よく使う家」ということなんです。


太陽光発電を利用して、売電したり蓄電して、家の電気に充ててみたり。
電気自動車にしてみたり。
メーターをつけて家じゅうの電気がどの程度使われてるか見てみたり。

まだまだこれからのものです。
今後、スマホのアプリを使って、遠隔操作ができたりするようになるらしいですよ。


ということなので、もちろん西渕工務店でも対応可能です。




まだまだ弊社も勉強中だし、業界自体もまだまだこれからの分野なので、いろいろ未知数なところもありますが。



雷こわい。

昨日、「チルチンびと地域主義工務店の会」の研修で、大分県旧上津江村に行ってきました。
チルチン会員さんが利用している製材所さんですが、杉の育林から木材加工まで行っている大きな製材所です。(小さい方とおっしゃってましたが、九州ではそうなのでしょうか。愛媛はそういうところはほとんどないんじゃないだろうか)


こちらの特徴はなんといってもこれ。

さて、なにかほかと違うんです。


大量の木材が、置かれています。
こちら「輪掛け乾燥」という乾燥方法。
伐採した木材をこのように積み上げ、1年半ほど置いておくのだそうです。
つまりは自然乾燥です。


そもそも、どうして木の家がいいのでしょう。

という話から始めると、
木というのは、視覚・嗅覚・触覚に大きく語りかけてきます。
目で見て和む、いい匂いの安らぎ、肌触りのよさ。
それらが合わさって、心地よさを感じさせてくれる訳ですが、これを今、科学的に証明しようと実験しているらしいですよ。


木はですね、伐っただけでは使えません。
植物なので、水分をたくさん吸ってるんですね。
その水分を減らしていく、つまり乾燥させる必要があります。
昔は、このように自然乾燥をしていました。
時代が進むにつれ、その時間を待つのが億劫になったのでしょう。
機械で乾燥させるという方法が生まれました。
つまりですね石油を使って、温度を上げて無理やり水分を飛ばすんですね。
そうすると、すばやく乾燥します。
しかし、木材が変色し、特有のいい匂いがなくなり、なおかつ強度的にも弱くなります。
納期は間に合いますが、木を使うメリットが半分以上なくなってますね。

それを補うのが中温乾燥です。
こちらも石油を使うけれど、高温ほどは温度が上がらないので、匂い・色・強度を保つことができます。
あと弊社で仕入れる木材は「燻煙乾燥」のものもあります。
こちらになると愛媛県産じゃなくて高知県産になります。
(愛媛県産の木材を使うと、補助金があったり、ローンの優遇があったりします。
食べ物の燻製と同じで、直接熱を当てずに、煙でじっくりと燻していくというやりかたです。
こちらは独特の艶が出ます。

ほんとはこんなかんじに自然乾燥が出来ればいいんでしょうけど、なかなかすべての木材を!というわけにはいかないので、弊社ではいろいろな木材を使い分けているような感じです。


↑これらは杉材に関するお話。
杉は心材(中心部)と辺材(外側)の含水率(水分のこと)が違うらしく、均一に乾燥させていくのが難しいんだそうです。
割れが起こりやすいんですね。
中温乾燥にも技術を要するとかなんとか。


今回見学させていただいた会社「トライ・ウッド」さん。
たくさんの技術と豊富な山を持っていて、こだわりのある会社さんで、誇りを持って仕事されています。
いいものはいい!と胸を張って誇ることができる。
生き生きされてました




日帰りしてきましたよ。
行き帰り両方とものフェリーで爆睡でした。



友達と家について話すことがありまして。
前にどんな家に住みたいか話していて、彼女が住みたいのはシル●ニア・ファミリーという結論が出たんですけど、また話したら、サザ●さんに落ち着いてくれました。

わたしはどっちかというとム●ミン谷に住みたいです。個人的には。
これでもかってぐらい分厚い塗り壁つけて、丸くしたいんです。
昔、五十崎の龍王荘にあった遊具ぐらいの。
掃除大変。
まー、実用性がないことやってみたいけど、昔からあるものはたいがい理に適っているので、あんまり変えない方がいいんでしょうね。


旧ドラ●もんの家は昭和ですよね。トタンって感じの。
ちび●るこちゃんちは平屋〜。
時代やら世相が反映されるんでしょうね。

昔、中学校かなんかの家庭科の授業で、
サ●エさんの家の食卓は円卓で、上座に家長である波平さん。そこからちゃんと序列順に座っています。
一方、ちび●るこちゃんの家は、四角い食卓で、テレビを囲んでおじいちゃんおばあちゃんが座って、別のとこにお父さんお母さん、別のとこにまることお姉ちゃんが座っています。
一応上座、下座はあるけど、ゆるーい感じ。
っていう違いを比べ、どのように歴史が変わってきたかっていうのを教わったことがあります。

ドラ●もんは典型的な核家族ですが。
まだ広いリビングダイニングはなくて、ダイニングキッチンでテーブルに座って食べます。
1970年代になるんですかいね、あれが。

クレ●ンしんちゃんも似たような感じですかね。
あれもリビングじゃなくて畳の部屋がリビングになってるのかな。
これが1990年代?

あた●ンちに至ってはマンションか。
うん、このへんが世相を反映してる気がするよ。


最近、ホームコメディみたいなアニメはあるんですかね?
そんなことを考えつつ、特に結論もないですが。



皆さんはどんな家に住んでいましたか?
どんな家に住みたいですか??



瓦を葺いてます。

『六日市の家』にて。
中には大工さん、設備業者さんがいて、作業されていました。


「家」について。

自分とこのHPの「完成物件」ページを見ていて、思ったんですけど「家」というものを表す言葉ってものすごい種類があるんだなあ、と。


住宅
家屋
屋敷
住まい
すみか
うち・おうち
宅・おたく
邸宅


家だけでも「や」と読んだり「か」と読んだり「け」と読んだり多種多様ですね。
あ、「ち」だけでも家を表しますよね。
接尾語っていうんかな。

戸建とか「戸」もですね。
軒も?
なんか多すぎてよくわからなくなってきましたが。

英語だとHomeかHouseしかないんかな。


こういうの研究してる人もいるんでしょうね。どこかに。
今度調べてみようかな。

建築用語なんかも外国より多かったりするんですかね?
建築用語から派生したことわざとか、熟語とか…
節穴とか豆腐にかすがいとか糠に釘とか…


西洋でモジュロールが生まれたのはル・コルビュジェの頃とよく聴きますが(これホント?ちなみにコルビュジェは20世紀の人です)、
日本には既に「起きて半畳、寝て一畳」という言葉が表すように、かなり昔から基準となるグリッドが存在していたのです。
モジュロールは人体にマッチした寸法であると言われています。
日本では畳半畳分(約90cm)が基準です。
その倍数で部屋をつくっていき、柱を乗せていきます。
大きな部屋で、柱間のスパンがあくときは大きな梁なんかを使ったりとか。

これは地域差があって、弊社の場合は「四国間」「関東間」を使い分けています。
四国間が大体950mm、関東間が910mm。
4cmしか差がないのですが、家一件分となると…床面積とかいろいろ変わってきますよね。
基本的に、違うグリッドの家に同時に入らないと思うんで、そんなに気にはならないと思います。


ちょっと話が広がりすぎてきたので、このへんで!

二日連続で家のことを書いたブログになりましたが、ふだんふざけすぎていると怒られたとかそういう訳ではないんですよ。
たまたまです。



 心の和む家づくり 西渕工務店のホームページはコチラから 

昨日の日記の駅伝大会についてですが、毎年1月に開催されている内子町の行事です。
ここ数年参加しています。
内子町内を出発し、小田方面に走っていきます。
大瀬で折り返して、帰ってきます。
大瀬まで10キロぐらいあるんですね。

今朝、内子の町並みにあります上芳我邸に行って来ました。
11月に改修工事が終わったばかり(弊社はまったく工事してません)。
上芳我邸に使われている構造材の地元での呼び方について、会長が先生をしました。
内子町内で長生きしている昔ながらの大工さんって会長ぐらいなのかもしれません。


上芳我邸はちなみに明治27年上棟だそうです。
大工さんの言葉にもいろいろ方言というのがあるので、東京とかでたまに通じない言葉もあります。
たとえばヤダキのことを牛木と言ったり。
二重梁のことを甲乙と言ったりします。
そんな言葉をレクチャー。


IN二階。
構造がむき出しになっていました。
でっかいです。
甲乙含め梁が四重です。


一般公開されていますので、ぜひ行ってみてください。
構造が間近で見られるようになっています。


ものすごい太い大黒柱があったんですが、柱にはすべて番号を振っているらしく、大黒柱の番号は必ず「88」なんだそうです。
そして棟上のときには大黒柱の足元に米を一俵縛り付けていたんだとか。

八十八、を重ねて書くと、米という字になるんですねー。

末広がりで縁起が良いとされていたらしいです。
大黒柱はよく角を面取りしてありますが(直角の部分をすこし削るみたいな感じ)、面取りの幅も八分八厘にしていることも多いそう。
3cmぐらい??
昔の人の知恵ですね。

内子から車で2時間弱。
高知県に行ってきました。
こちらにはいつもお世話になっている製材所があります。

ここで行っているのがHPに載せている「燻煙乾燥」です。


これが燻煙設備です。

燻製の木材版と思っていただければ。
煙で燻すことによって、木材がじわりじわり乾燥していくのです。
この建物もたぶん燻されてこんな色になっているのでしょう。

木材は高温で乾燥させれはさせるほど、変色します。
異様に赤いっていうか、なんというか、そんな色になります。
高温にすると、早く乾くんで、納期が短縮できるんです。

ちなみに含水率という基準があります。


西渕工務店は、中温乾燥のものを多く採用しております。
中温ならそんなには色が変わりません。

+燻煙乾燥という感じですかね、現在は。


これ、全部西渕用だそうです。
上の方に積んである黒っぽいのが燻煙乾燥を行ったもの。
このままじゃ黒いので、ちゃんと製材します。


燻煙乾燥のメリットとして、虫を寄せ付けにくい、湿気にも強い、などなどあります。
しかし、時間が掛かります。
そして全ての木材が燻煙乾燥に適しているという訳ではなく、薄さ・幅などによって割れてしまったりすることもあるらしいです。

木は難しい、とのことですよ。



昔、INAXの工場に行ったことがあって、ユニットバスが作られるところを見たときも思ったのですが、”作る人”ってホントに大変です。
あんまり納期短縮とか特注とかしてたらいかんなあ、とそのときの上司が言ってましたが。



乾燥のときに割れてしまったらまた別の木を使わなきゃいけないですからね。
製品も大変ですが、製品とまた違って、木は生きているのです。


そんな見えない苦労があって、木材たちは西渕の工場にたどり着き、皆様のおうちを支えています。



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